
アジア発のブロックチェーンゲームが世界中で大ブームを巻き起こしています。特にベトナムや東南アジア諸国から生まれたPlay-to-EarnゲームやNFTゲームは、従来のゲームとは全く違う「プレイして稼ぐ」体験を提供してくれます。しかし、これらのゲームをプレイする前に知っておかなければならない重要なポイントがあります。それは各国の仮想通貨規制です。せっかく頑張ってゲームで稼いだのに、規制のせいで報酬を受け取れない…そんな事態を避けるため、この記事ではアジアの人気ブロックチェーンゲームと規制事情を詳しく解説します。
アジア発の大人気ブロックチェーンゲーム紹介
ベトナム発の注目ゲーム
Axie Infinity

Axie Infinityは間違いなくアジア発ブロックチェーンゲームの代表格です。ベトナムのSky Mavis社が開発したこのゲームは、可愛らしいクリーチャー「Axie」を育成・バトルさせるゲームで、世界中で数百万人のプレイヤーを魅了しています。
Axie Infinityの魅力は何といってもPlay-to-Earnシステム。バトルに勝利すると「SLP(Smooth Love Potion)」というトークンがもらえ、これを仮想通貨取引所で換金できます。また、Axie自体もNFTなので、育成したキャラクターを他のプレイヤーに売却することも可能です。
My DeFi Pet

My DeFi Petもベトナム発の人気ゲームの一つ。ペット育成とDeFi要素を組み合わせたユニークなゲームシステムで、多くのアジアンゲーマーに愛されています。
タイ・フィリピン発の人気タイトル
Thetan Arena

Thetan Arenaはタイ発のMOBAスタイルのブロックチェーンゲーム。短時間でサクッと遊べるバトルゲームながら、スキルベースでトークンを獲得できる仕組みが人気です。
Pegaxy

Pegaxyはフィリピン系の開発チームが手がける競馬ゲーム。ペガサス(Pega)を育成・レースさせて報酬を獲得する仕組みで、東南アジア圏で特に人気が高いゲームです。
シンガポール・マレーシア系ゲーム
Guild of Guardians

Guild of Guardiansはシンガポールを拠点とするImmutable Games社が開発するモバイルRPG。高品質なグラフィックとゲーム性で、従来のソシャゲプレイヤーにも評価が高いタイトルです。
CyBall

CyBallはマレーシア系のサッカーゲームで、NFTロボットでサッカーをプレイするユニークなコンセプトが話題になりました。
ゲームで使われる仮想通貨
ビットコイン(BTC)対応ゲーム
意外なことに、多くのブロックチェーンゲームでビットコインが直接使われることは少ないです。これは技術的な制約によるものですが、一部のカジノゲームやシンプルなゲームではビットコインでの入金・出金に対応しています。
日本人に馴染み深いビットコインですが、ゲーム内での利用は限定的なのが現状です。
イーサリアム(ETH)ベースのゲーム
イーサリアムはブロックチェーンゲームの世界では圧倒的な存在感を誇ります。前述のAxie InfinityやThe Sandbox、Gods Unchainedなど、多くの人気ゲームがイーサリアムブロックチェーン上で動作しています。
イーサリアム系ゲームの特徴
- NFTアイテムの売買が活発
- 多様なDeFiプロトコルとの連携
- 高いセキュリティレベル
ポリゴン(MATIC)も見逃せません。イーサリアムの拡張性問題を解決するLayer 2ソリューションとして、多くのゲームがポリゴンネットワークに移行しています。手数料が安く、処理速度が速いため、ゲームプレイには最適です。
こちらの記事で、海外ゲーム・海外サービスで使われる決済方法をわかりやすく解説しています。あわせてぜひご覧ください。
各国のゲームプレイ規制事情

ベトナムでのプレイ制限
ここが最も重要なポイントです。
ベトナムでは2026年現在、仮想通貨に関して驚くほど厳格な規制が敷かれています。ベトナム国家銀行(SBV)は仮想通貨を法定通貨として一切認めず、決済手段としての使用を完全に禁止しています。
ゲーマーにとって特に重要な制限は以下の通りです。
- ゲーム内仮想通貨の換金が困難:せっかく稼いだトークンを現金化できない可能性
- 現地取引所の制限:ベトナム系取引所での取引には厳しい制限
- P2Pトランザクションのリスク:個人間取引も監視対象
しかし、完全に禁止されているわけではなく、グレーゾーンの状態が続いているのが現状です。多くのベトナム人プレイヤーは海外の取引所を利用してプレイを続けています。
参考記事
筆者は以前、ベトナムでブロックチェーンゲームをプレイしているプレイヤーから、現地の規制状況について情報を得る機会がありました。
その際に紹介されたのが、ベトナム人向けに仮想通貨情報を発信するメディア「NIHONCASI」です。今回の記事をまとめる際にも、こちらの専門解説記事でベトナムの最新規制動向や現地プレイヤーの対応策について確認しました。
現地の視点からベトナムの仮想通貨規制について詳しく知りたい方には参考になる内容です。

ベトナムの規制は他の東南アジア諸国と比べても特に厳しい状況です。日本人がベトナム発のゲームをプレイする前に必ず確認しておきたいポイントですね。ゲーマーの方も注意が必要です。海外のPlay-to-Earnゲームで獲得したトークンが、現地規制により突然引き出せなくなったり、アカウント停止になったりするリスクがあります。「面白そうなベトナム発のNFTゲームを見つけた」という場合でも、まずは規制状況をしっかり調べることが重要です。
親分猫, ソーシャルゲーム業界トレンド分析の専門家 VIPCODE GAME
タイのゲーム規制
タイでは2021年から段階的に仮想通貨規制が強化されており、ゲームプレイにも影響が出ています。
- 個人プレイヤーの仮想通貨投資額に上限設定
- NFTトレーディングに関する制限
- 一部のDeFiゲームへのアクセス制限
タイのゲーマーはこれらの制限に直面することになります。ただし、完全に禁止されているわけではなく、適切な手続きを踏めばプレイは可能です。
シンガポール・フィリピンの状況
シンガポールは比較的ゲームフレンドリーな環境を提供しています。明確な規制フレームワークがあり、ライセンスを持つ取引所での取引は問題なく行えます。
フィリピンも仮想通貨ゲームに対して寛容な姿勢を示しており、実際にAxie Infinityブームの中心地となったのもフィリピンでした。中央銀行がしっかりとしたライセンス制度を運用している点も安心材料です。
日本人ゲーマーが注意すべきポイント

報酬受け取りのリスク
アジアのブロックチェーンゲームをプレイする際、最も注意すべきは報酬の受け取りです。よくあるトラブルは以下の通りです。
- 現地規制の変更により突然出金停止
- 取引所の営業停止
- KYC(本人確認)の厳格化
実際に筆者が体験した事例では、あるベトナム系ゲームで稼いだトークンが、現地の規制強化により一時的に引き出せなくなりました。幸い数週間後に解決しましたが、この期間中はトークン価格も下落し、結果的に損失を被ることになりました。

NFTゲームはどうか。Axie Infinityというベトナム製のポケモン的なゲームが象徴的で、21年にはフィリピンを中心に280万人のアクティブユーザー、40億ドルという取引高を抱えて「それで生活するやつ」まで生んだのだが、運営が仮想通貨をごそっと盗まれユーザーが引き出せなくなる大事件が発生
@inabawataru · X.com · 2025-05-11
アカウント停止の可能性
海外のブロックチェーンゲームでは、突然のアカウント停止リスクもあります。
- 地域ブロック:規制により特定地域からのアクセス遮断
- コンプライアンス強化:突然の本人確認要求
- 税務当局との連携:取引履歴の提出要求
「仮想通貨がダメになったらどうするの?」5歳でもわかる解決法

ややこしくなってきたので、ここでかなり簡易的に解決策をまとめてみます。
「もしゲームで稼いだお金が取り出せなくなったらどうしたらいいの?」
これを5歳の子に説明するなら、「お小遣いを色んな貯金箱に分けて入れておく」のと同じです。以下に、具体的に説明していきます。
1. 「複数の財布作戦」
- まるで「学校用の財布」「遊び用の財布」「貯金用の財布」を分けるように
- 日本の取引所、海外の取引所、ハードウェアウォレットに分散して保管
- 一つがダメになっても、他の財布は大丈夫!
2. 「こまめにお小遣い回収作戦」
- ゲームで1,000円稼いだら、すぐに500円は日本円に換金
- 「今日のおやつ代は確保しておく」感覚で、利益の一部は必ず現金化
- 全部を投資に回さない = 「お小遣い全部をガチャに使わない」のと同じ
3. 「別のゲームも用意しておく作戦」
- 一つのゲームがダメになっても大丈夫なように
- 規制の緩い国のゲームも並行してプレイ
- まるで「好きなアニメが終了しても、他にも面白いアニメがある」のと同じ
4. 「大人に相談作戦」
- 税理士さんや詳しい人に相談
- 「宿題がわからないときは先生に聞く」のと同じ
- 一人で悩まず、専門家のアドバイスを求める
5. 「少しずつ始める作戦」
- 最初は「お年玉の一部」程度の金額から
- 「新しいゲームは最初は様子見」するのと同じ
- 慣れてきたら少しずつ金額を増やす
緊急時の対処法
もし本当に仮想通貨が引き出せなくなったら…
- 慌てない:パニックになると良い判断ができません
- 情報収集:本当に永久にダメなのか、一時的なものかを調べる
- コミュニティに相談:同じ状況の人がいないか確認
- 損切りの判断:ダメだと分かったら早めに諦めることも大切
- 次への準備:失敗を経験として、次はより安全な方法を選ぶ
一番大切なこと
「全てのお小遣いを一つのことに使わない」
これが一番重要です。ブロックチェーンゲームは楽しいし稼げる可能性もあるけれど、「絶対に失っても生活に困らない金額」でプレイすることが大切です。
まるで「友達と遊園地に行くお金」と「お母さんにプレゼントを買うお金」を分けて考えるのと同じように、ゲーム用のお金と大切なお金は分けて管理しましょう!
ブロックチェーンゲーム以外にも様々なゲーム情報について知りたい方は、VIPCODE GAMESのトップページから、さらなるゲーム情報やレビューをチェックしてみてください。
NFTゲームの最新動向について知りたい方は、人気NFTゲームランキングで最新の評価やレビューも確認できます。
その他のガイド記事については、ガイド一覧ページでも詳しく紹介しています。
まとめ
アジア発のブロックチェーンゲームは、従来のゲームでは味わえない「プレイして稼ぐ」という革新的な体験を提供してくれます。特にベトナムのAxie Infinityやタイ・フィリピン系のゲームは、世界中のゲーマーを魅了し続けています。
しかし、これらのゲームをプレイする際は各国の規制事情を十分に理解することが不可欠です。
重要なポイント
- ベトナム:厳格な仮想通貨規制により報酬受け取りにリスクあり
- タイ:個人投資家への制限があるが、完全禁止ではない
- シンガポール・フィリピン:比較的ゲームフレンドリーな環境
日本で人気のビットコインやイーサリアムも、各国で取り扱いが異なるため、事前の情報収集が重要です。
ゲーマーとしてこれらのゲームを楽しむためには、規制リスクを理解した上で、適切なリスク管理を行いながらプレイすることが大切です。少額からスタートし、複数の取引所を使い分け、定期的に利益確定を行う。そして何より、常に最新の規制情報をチェックし続けることが、安全で楽しいブロックチェーンゲームライフの鍵となります。
アジアのブロックチェーンゲームは確実に次世代のゲーム体験を提供してくれます。適切な知識と準備を持って、このエキサイティングな世界を存分に楽しみましょう!
執筆者
🐾 親分猫|ソーシャルゲーム・スポーツゲーム・無料アプリ専門レビュアー
ソーシャルゲーム歴10年以上。スロット、スポーツシミュレーション、カード&パズル系など、これまでに300本以上の無料アプリゲームを実際にプレイ&レビュー。操作性、課金バランス、リワード制度まで、ユーザー視点で徹底検証。見た目はコワモテだが、仲間想いの兄貴分。読者を「相棒」と呼び、本音レビューで信頼を集めている。
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