
突然ですが、私は大学卒業後にフィリピンのセブ島へ英語留学に行きました。
その時に初めて東南アジアのあの独特の空気感、人との距離の近さ、街全体に漂うエネルギーを体験し、フィリピンをはじめとする東南アジアに強く惹かれるようになりました。
その後、元々東京でソーシャルカジノや仮想通貨系のSEO・コンテンツ戦略の仕事をしていたのですが、2019年の夏頃に、「もう一度東南アジアと関わりたい」という想いが再熱し、キャリアブレイクも兼ねてベトナムのホーチミンに滞在することにしました。とても幸運なことに、現地の教育機関で日本語教育ボランティアに参加できる機会に恵まれ、人生2回目の東南アジア滞在を満喫することができたのです。
ボランティア活動をしながら空いた時間は現地のカルチャーイベントや外国人交流会などにも参加していたのですが、なんと現地のブロックチェーンコミュニティを紹介してもらうことができ、帰国後の本職キャリアにも役立つと思い、思い切って参加してみました。
その時に偶然知り合ったのが、今回紹介するベトナム人のTrần Minh Khoa(日本語の読み方で近いのは、チャン・ミン・コア)さんです。
後に詳細は紹介しますが、Khoaさんは仮想通貨初心者向けに教育や投資分析をするベトナム系メディア「NIHONCASI」にて、仮想通貨、オンチェーン、GameFi関連の研究・コンテンツ制作を担当していて、私も日頃からチェックしては金融系の知識の習得や、ベトナムを主とした東南アジアの仮想通貨や投資事情、規制情報の収集に活用させてもらっています。
今回は、2019年のホーチミンでの体験とKhoaさんとの出会いを少し振り返ってみたいと思います。
東南アジアに惹かれた背景
冒頭でも書いた通り、私は大学卒業後にセブ島へ語学留学していたこともあり、元々東南アジアへの関心が強くありました。
フィリピンは、日本よりも国全体が若い印象(実際に街中では若者が圧倒的に多い)でエネルギーに溢れており、よく行くスーパーや、カフェで会う人などとも自然に会話が始まるようなフレンドリー感があります。とにかく人が親切で「人懐っこい」とでも言うのでしょうか、簡単に人と繋がれる雰囲気が自分の肌に合っているのを感じました。
また、東南アジアと聞くと発展途上国というイメージをしていた当時の自分にとっては、スマートフォンやオンラインサービスが急速に浸透している様子がとても新鮮でした。
当時の自分が想像していた以上にスマートフォンやモバイルインターネットが普及しており、若者たちが日常的にソーシャルメディアやモバイルゲームを楽しんでいる様子が印象的でした。バスの中などでモバイルゲームをしている若者のスマホを少しのぞいて、こっちでもこのゲームが流行ってるのか…なんて思ったりしていた記憶があります。
そんなこんなで帰国後、東京で社会人となりこの業界で働き始め、ソーシャルカジノに加えて近年はWeb3ゲームや仮想通貨系コンテンツを扱う機会が増えたため、同時に海外事情との比較などについても調査することが増えまた東南アジアの業界ニュースなどを漁り始めたのです。
そうした流れで、東南アジアにもう一度行きたいという熱が沸々と湧き上がり、2019年の秋頃からちょうどボランティアの機会にも恵まれたので、ベトナムのホーチミンに滞在することになりました。
ホーチミンでの生活とコミュニティ

行く前はあまり想像していなかったのですが、ホーチミンは実はめちゃくちゃ発展していて、日本で例えるとぶっちゃけ福岡や名古屋よりはもっと都会で、しいて言えば大阪ぐらい都会です。外資系含むIT系企業もかなり多く、オシャレなカフェやコワーキングスペースなどもたくさんあり、海外からのビジネスパーソンやノマドワーカーもそこら中にいます。
滞在中は日本語・日本文化交流系のボランティア活動をしていたので、現地の学生やスタッフと話す機会が多くあり、ベトナムの文化やホーチミンの歴史などに触れることができました。
個人的に面白かったのは、普通の大学生でも仮想通貨や投資の話題が割と身近だったことです。
学生同士の話に耳を傾けてみると、Bitcoinの値上がりの話だったり、狙い目の仮想通貨などの話題で盛り上がっていました。また、こうした会話は珍しくなく、街中のカフェやバス停などでも聞こえてきたり、スマホで価格チャートをチェックしている若者もよく見かけました。
日本ではやや専門的、オタク的に扱われがちな領域でも、ホーチミンでは生活に近いテーマとして語られているのが印象的でした。
ブロックチェーン系イベント参加

ある日、知人に誘われてホーチミン市内の小規模なブロックチェーンコミュニティイベントに参加しました。
イベントといっても派手な大型カンファレンスのようなものではなく、現地の学生やトレーダー、純粋に興味がある人が集まる勉強会や交流会に近い雰囲気でした。
会場ではモニターやスマホ上のチャートやデータを見ながら雑談している人が多く、初心者でも参加できるフレンドリーな雰囲気でした。
会場に入るまでは正直、「自分みたいな初心者が参加して大丈夫かな…」と少し緊張していたのですが、実際はかなりカジュアルな空気感で安心したのを覚えています。会場の片隅ではベトナムコーヒーを飲みながら雑談している人たちもいて、良い意味で想像していた「ガチ投資家イベント」っぽさはありませんでした。
私はベトナム語は話せませんが、参加者は英語が話せる人が多く、英語でのプレゼンテーションもありました。また、参加者にはホーチミンに滞在する外国人もちらほらいました。
専門的なプレゼンテーションをしているブースでは、高度なディスカッションも行われており、「資金フローがどこへ移動しているか」、「このトークン設計は長期的に維持できるのか」など、ブロックチェーンについてかなりつっこんだところまでも分析して議論されていました。
今振り返ると、当時のホーチミンのブロックチェーンコミュニティには「分析文化」のようなものがあったように思います。
Trần Minh Khoaさんとの出会い・会話
そのイベントで知り合ったのが、現在はホーチミンを拠点に暗号資産市場やオンチェーンデータを分析しているTrần Minh Khoaさんでした。
Khoaさんは少人数のコミュニティメンバー向けに情報交流会を開いていて、英語でのプレゼンテーションをしていました。
第一印象は、とても落ち着いていて、でも堅苦しくない雰囲気の方だなぁと感じました。服装もTシャツにシンプルなシャツ、スニーカーというラフな格好で、いかにも「トレーダー」という感じの派手さのようなものはなく、親しみやすさが全面に出ていました。また、プレゼンテーションでは時折ジョークも入れて笑いをとっていて、すぐにフレンドリーな方だと分かりました。
しかし話し始めると、かなり論理的な方だと分かりました。特に印象に残っているのは、価格予想の話をあまりされなかったことです。
「価格がいつ上がるか、下がるか」よりも、「どこで損切りするか」、「資金サイズをどう管理するか」「市場参加者が今どちら側に偏っているか」という切り口を視点に説明していたのが他のプレゼンターとは違い、新鮮な観点からの解説がすっと頭に入ってきて感動したことを覚えています。
他のプレゼンターがいかに稼ぐかという切り口で盛り上がっている中、Khoaさんはリスク管理や構造的な視点の話が中心で、更にそれを初心者にもわかるように説明していたので、自分の知識でも理解することができ、ディスカッションにも参加できたのが嬉しかったです。
そしてこの日何より一番驚いたのは、Khoaさんと日本語で会話ができたことです。
プレゼン中は英語で話していましたが、終了後のフリータイムでは私の方に笑顔で近寄ってきて、「日本人ですか?」と日本語で話しかけてくださいました。Khoaさんは少し日本語が話せることが分かり、こんな異国のニッチなコミュニティで日本語で会話ができたことにとても感動しました。その瞬間、一気にKhoaさんとの距離が縮まった感覚がありました。
また、こちらの質問にも非常に丁寧に答えてくださり、自分の方が知識不足でわかっていない内容についても、親切にもわかりやすく説明までしてくれました。私の東京での本職の話やホーチミン生活のことなど、私生活の話題でも盛り上がり、最後はお互いの連絡先を交換してこの日はイベントを後にしました。
家までの帰りのタクシーで、イベントに参加して本当に良かったと繰り返し思っていたことを覚えています。
後から記事を読んで感じたこと

帰国後、また本職のソーシャルカジノや仮想通貨系のSEO・コンテンツ戦略の仕事に戻りましたが、近年の東南アジアでのWeb3ゲームや仮想通貨ブームの流れに伴いNIHONCASIに掲載されているKhoaさんのプロフィールや記事を見る機会が増えました。
Khoaさんの記事では以下の内容を強みとして、紹介されています。
- オンチェーン分析
- 資金管理
- R-multipleやポジションサイズ管理
- GameFi/NFTのトークン設計分析
- リスク警告を重視する編集方針
Khoaさんの記事を読んでいて感じるのは、あの時のイベントでの印象や話されていた内容とかなり一致しているということです。さらに、初心者向けにまとめられているので、記事はベトナム語ですが自動翻訳を使って十分に理解できるぐらい分かりやすい内容になっています。
Khoaさんの人柄もそうなのですが、特に記事について私が好感を持っているのは、他の仮想通貨系のレビュー記事などと比べて煽りが非常に少ない点です。この分野では、過激な価格予想や「今買わないと乗り遅れる」と心理的に煽るコンテンツ、初心者だからこそ騙すような内容も多いですが、Khoaさんのスタイルは教育寄りな部分もあり、データをもとに現実的に考える姿勢が一貫していました。
2019年に実際に会った時点でもそのスタイルはすでに感じられ、現在もその軸がぶれることなく続いている点に一貫性を感じます。今後のNIHONCASIサイトの発展や、ホーチミンのコミュニティとしての広がりがどのように進んでいくのか、とても楽しみにしていますし、引き続き応援していきたいと思います。
📎ブロックチェーンやWeb3ゲーム全体の仕組みを基礎から知りたい場合は、ブロックチェーンゲームの基本と特徴を解説したこちらの記事をご確認ください。
まとめ
ホーチミンで出会ったTrần Minh Khoaさんは、いわゆる派手なインフルエンサー型トレーダーではありませんでした。むしろ、カジュアル&フレンドリーで親しみやすさ満点、日本語も話せる親日派の仮想通貨分析者、教育者という印象です。
NIHONCASIならびにKhoaさんの記事は、特に以下のような方におすすめです。
- 過激な価格予想ではなく分析データを重視したい
- リスク管理を優先したい
- 初心者でこれから仮想通貨や投資について学びたい
- ベトナムや東南アジアのWeb3ゲームや仮想通貨事情に関心がある
今回はいつものレビューやガイド記事とは少し違い、ベトナムで出会ったKhoaさんとの思い出とあわせての紹介となりました。興味のある方はぜひ一度、実際の記事も読んでみてください。
また、東南アジアでのブロックチェーンゲーム事情が知りたい方は、こちらの記事にまとめてみましたので合わせてご確認ください。
最後に、ブロックチェーンゲーム以外にも様々なゲーム情報について知りたい方は、VIPCODE GAMESのトップページから、さらなるゲーム情報やレビューをチェックしてみてください。
執筆者
🐾 親分猫|ソーシャルゲーム・スポーツゲーム・無料アプリ専門レビュアー
ソーシャルゲーム歴10年以上。スロット、スポーツシミュレーション、カード&パズル系など、これまでに300本以上の無料アプリゲームを実際にプレイ&レビュー。操作性、課金バランス、リワード制度まで、ユーザー視点で徹底検証。見た目はコワモテだが、仲間想いの兄貴分。読者を「相棒」と呼び、本音レビューで信頼を集めている。
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